社会人留学を実りあるものにするには?3つのスタイルをご紹介

1.     社会人留学を考える

以前に、こちらのサイトから社会人留学に至った5人の女性の体験談をご紹介しました。理由も、そして渡航までのプロセスも準備もひとそれぞれ。

その体験談にはたくさんのヒントが詰まっていました。

興味をお持ちいただけましたらこちらからhttp://planet-woman.net/first-part02/

さて、ここでは完全にキャリアアップにシフトチェンジした社会人留学を検討している方にむけ、以下、3つのスタイルにポイントに絞りご紹介します。

  • 転職のための実利を意識したスキルアップ派、
  • MBA資格取得などのキャリアアップ派、
  • リフレッシュ+語学留学

などでは準備すること、事前に抑えるべき情報も異なりますね。

今回は、目的別にみる留学スタイルと求められる英語力、また必要期間、費用、そして帰国後の転職・就職活動についても少し触れて書いていきたいと思います。
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社会人の留学

目次

1.目的別 3つの社会人留学スタイル

1.1実利を意識したスキルアップ派

1.2経営学修士(MBA(Master of Business Administration)のキャリアアップ派

1.3 スキルアップ+リフレッシュ型

2.社会人留学にかかる費用の目安

3.帰国後の転職・就職活動のポイント

まとめ


1.目的別 3つの社会人留学のスタイル

社会人留学にはいくつか種類があり、大きく3つに分けることができます。

1.1 実利を意識したスキルアップ派

「エンジニアリングスクール」と語学学校が併設された留学、また専門学校(職業訓練学校など国によって呼称が異なる)、実利に直結した専門知識を学ぶ。

主な留学スタイルは?

・語学+専門スキルアップ留学/または専門学校+インターンシップ

・企業インターンシップ

・公立の機関(国によって呼称が異なる)や、私立の専門学校


必要な語学力は?

募集職種・条件によってそれぞれ異なります。最近頻繁に目にするようになったフィリピン、セブで英語習得+エンジニアリング、といった学校では英語でコミュニケーションがとれる初級~初中級でも留学か可能でしょう。他、インターンシップ、や専門学校のエントリーには中級以上求められる場合が多いでしょう。

英語中級以上を指す標準としては、

IELTS:5.5~6.0、TOEFL:55~74、TOEIC600点以上を想定しています。


語学+専門スキルアップ留学/または専門学校+インターンシップ

最近頻繁に見聞きするようになったアジア圏で英語習得+α(経験)の留学プログラム・専門スキルは主にエンジニアリング、といった今最も求人雇用、ニーズもある職種に特化してプログラムされています。

語学習得に関しても、日本からほど近いアジアは経済的にも負担が少ない上、英語を話す時間、ボリューム数に着目した学校も登場し、忙しい社会人が短期で留学するなど注目を集めていますね。

語学を実践的に学び、専門スキルを学べる、という意味では関心が寄せられるのは理解できます。※英語を話す時間、ボリューム数は学校により異なります。予めお調ください。

その他、北米、オーストラリア、ニュージランド、では専門学校で学んだ後、インターンシッププログラムがあるものもあるようです。専門学校の受け入れには一定の語学力を求められます。

専門分野も、ビジネス、デザイン、フラワーアレンジメント、ヨガ、自然療法、バリスタ、保育士、など国によって幅広いカリキュラム、専門性を見つけることができます。


企業インターンシップ

北米ではホスピタリティー(ホテル、レストラン、カフェなど、サービス業・飲食業)の仕事、オフィスサポートが多い傾向にあります。転職先で実務経験を問われる場合、また社会人留学で企業インターンシップをする方を正当に評価する企業であればおススメできるかもしれません。

またインターンシップに伴う賃金は、就業期間1か月~3か月ほどの短期場合は一般的に賃金が発生しない、長期の場合だと発生する、というケースが多いです。

※ヨーロッパではワーキングホリデービザ以外、学生ビザ取得者はアルバイトなど一切の賃金が発生することを禁じています。滞在予定先の国の条件を予めお調ください。

現地の求人サイトや、インターンシップの斡旋会社などで情報を公開していますが、ご自身が選択する内容により賃金の支払い有無、採用条件など異なるでしょう。またそのプログラム参加のための登録手数料なども発生するため事前に調べる必要があるかとおもいます。


公立の機関(国によって呼称が異なる)や、私立の専門学校

一般的に現地の学生は地元の公立カレッジや大学でほとんどの専門教育を安く受けることができます。

そのため、日本のような私立の各種・専門学校自体の数は多くありません。

公立カレッジなどで専門コースを受講する場合は通常、受講期間が長めになる上、入学の基準も比較的高めといえます。数は少なくても私立の専門学校の方が受け入れに関しては柔軟ですが、なかには学生ビザが取得できない、宿泊の手配をしてくれないなど、留学生の受け入れ体制が十分でないものもあり、学校・コース選択には注意が必要です。

どのような専門スキルが学べるのか、詳しい手続きなどは代理店を通じてお調べいただくのも忙しい社会人には心強いかとおもいます。

出典 留学ジャーナル http://www.ryugaku.co.jp/school_list/special/

留学期間は?

→3ヵ月~1年以上


1.2 経営学修士(MBA(Master of Business Administration)のキャリアアップ派

主な留学スタイルは?

→大学院編入 また 条件付き大学院編入

必要な語学力は?

→高等な語学力が求められます。出願には、学力・英語力を測る書類が必要となります。英語力を測る書類として、TOEFL、IELTS 、GMATのスコアが求められます。また学力ではGPA(Grade Point Average)各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値、GRE(Graduate Record Examinations)、等の成績の評点平均や各テストのスコア結果になります。その他、推薦状、エッセイ・履歴書といわれています。

修士の取得

大学を卒業後、海外の大学院へ進学する方もいますが、社会人経験を経て、専門分野の学位を取得するキャリアアップを目指すケースもあります。入学には高い英語力とそれを証明するTOEFLの他、GRE、GMATといったスコアも必要になります。一部メディアでは、著名ではない大学院、または大学でMBAや修士取得をしても、採用側も判断が出来かねるという声があります。とはいえ、アカデミックな英語+専門知識を習得した人材は貴重なといえます。

アメリカと地域は限定されます。大学・大学院進学のシステムを詳しく知りたい方はこちら日米教育委員会(http://www.fulbright.jp/study/abc/)まで

上述した学力、語学力がある場合、大学院の留学も可能ですが、語学力が足りない場合は条件付き合格というものがあります。主には、オーストラリア、イギリスであり、その専攻コースなどは未定のようです。

北米の大学院では条件付き合格は無いようです。

※北米では大学においては条件付き合格があります。語学力に不安があり、北米で修士を取りたい方は、大学に入学しアカデミックな語学力を学び、専門スキルを身につけ、大学院に進学するパターンもあります。


1.3  スキルアップ+リフレッシュ型

主な留学スタイルは?

→語学学校+ワーキングホリデー、または 語学学校+インターンシップ、ボランティア,ワーキングホリデー

現地でアルバイトやパートタイムの仕事しながら語学学校に通う、また合間にボランティアや旅行をするというのが一般的なスタイルです。但し、ワーキングホリデービザの場合、語学学校で勉強出来る期間、時間などは国によって異なります。またワーキングホリデービザの有効期間はほとんどの国で1年です。しかしオーストラリアでは期間の延長できるなどの特例もあります。語学習得に+アルファでご自分の自由なプランを組めるのは魅力的です。

NPOやNGO法人におけるインターンシップ

求められる語学力は、初級から中・上級までとさまざまです。基本的に賃金は発生せず、ボランティアとなります。各NPO、NGOではさまざまなインターンシッププログラムを発信しています。費用などは上述の企業インターンシップほどではありませんが、参加費用を求められる団体もあるようです。地域に密着し、現地で求められることをカタチにする、コミュニケーションを取る中で語学の上達なども期待出来るでしょう。

ボランティアは最短で1~2週間で終了するものもあれば、長期では1年ほどの内容もあります。職種はチャイルドケア(児童教育)や介護、メインです。そのため、保育士や教員、介護士の経験があると非常に有利です。


1.4 社会人留学にかかる費用の目安

社会人留学は実際どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

大学・大学院留学、インターンシップ、語学留学、ボランティア、ワーキングホリデー別で費用例を載せているので参考にしてみてください。

大学・大学院留学

費用の目安は、アメリカの場合1年間の授業料が約140~440万円、1年間の滞在費が約70~170万円。イギリスの場合1年間の授業料が約210~380万円、1年間の滞在費が約80~140万円。

国や都市、学校、専攻によって異なりますが、アルバイトが現実的にできないためある程度の資金準備が必要。


インターンシップ(短期)※賃金なしの場合

例)シンガポール;斡旋会社登録費用+手配料+渡航費+生活費=25万~

インターンシップ(長期)※有給の場合

例)アメリカ;斡旋会社登録費用+手配料+渡航費=90万~

会社の取り決めにも依りますが、給与は10万~16万ほどが支払われます。

インターンシップを始めるまでにかかる費用としてざっくりと算出すると、約90万ほどの費用が準備資金としてかかります。

長期インターンシップ1年から1年半の現地滞在の場合、例としてニューヨークで節制して生活して20万/月(節制すれば、場合によりインターンシップの有給で生活費をまかなえる場合もあります)と考えると、現地の生活費補助、またインターンシップ渡航手配費、などある程度まとまった費用が必要となります。

下記は、斡旋会社にインターンシップの登録・手配を依頼した場合の例;

登録費:¥35,000
現地スタッフによるプレイスメントインタビュー(英語レベルチェック含)、履歴書添削

プログラム費用 (1):US$2,000
企業リサーチ、書類選考手配、企業紹介、企業インタビュ ーアレンジ、企業情報提供、受入確認書取寄せ、現地にてアメリカ生活オリエンテーション、滞在中24時間緊急電 話サポート等

プログラム費用 (2):¥108,000
受入先企業DS2019手続きサポート(提出書類作成サポート)、DS2019申請書類作成、通信・郵送費用、海外送 金代、ビザ面接予約、ビザ申請書類作成、面接前オリエ ンテーション、大使館面接対策のための模擬練習(3回)、 現地生活情報提供、出発前オリエンテーション等

滞在許可証(DS2019)申請費:12ヶ月間 $3,020〜3,370/18ヶ月間 $3,480〜3,930
団体への申請費用、米国国務省 SEVIS費、研修期間分のUS傷害保険代金(団体指定保険会社)

出典 Internstyle 長期インターンシップ(アメリカ)より(http://www.intern-style.com/countries/america-long-internship.html)


語学留学

例)オーストラリア(シドニー)で短期(6ヶ月)の場合;

授業料+航空券(往復)+海外保険+ビザ申請費+滞在費+食費=約186万円

例)カナダ(バンクーバー)で短期(6ヶ月)の場合

授業料+航空券(往復)+海外保険+ビザ申請費+滞在費+食費=約170万円


ワーキングホリデー

ワーキングホリデー(3ヶ月語学学校に通い、現地1年滞在場合)

場所;オーストラリア(シドニー)(※アルバイトで生活費を負担するケース)

授業料+航空券(往復)+海外保険+ビザ申請費+滞在費+食費=約202万円


3.帰国後の転職・就職活動のポイント

目的意識を明確にもった社会人留学、それは企業側としても評価があるでしょう。大・中小企業関わらず、積極的に海外から優秀な人材の確保に乗り出していますし、こうした海外からの働き手に対して、社会人留学の経験者である方は海外で学び、実務もあるため社会的評価が高まるといえます。

とはいえ、採用側も、こうした高等人材を活かした制度、枠組みを模索しているケースもあります。

一部メディアでは、企業派遣されたMBA取得者では、その約4分の1が潜在的な転職意識を持っていると伝えています。グロービスを設立された堀義人さんや楽天の三木谷浩史さんなどもこうした一人です。

MBA資格をどのように生かしていきたいのか

企業派遣で社会人留学をなさられた方、会社を退職して留学を決意された方、それぞれのケースがあるとおもいます。会社がすでに引いたレールがある場合、会社と伴にレールを引く場合、いずれも資格を取得したからといって思う通りのキャリアが必ずしも、確約されたとはいえません。

ご自身が取得した資格の先に何を思い描き、どのような働き方をしていきたいのか、そうした考えや、どのようにその企業に対し役立てられるのか体系立てた説明ができると企業にとっても、強いてはご自身も迷いないキャリア構築が出来るのでしょう。

実利を重視したスキルアップ留学

これは社会人留学に限ったことではありませんが、転職市場を見渡したとき、ご自身が希望する職種の需要がある場合は就職の可能性は十分にあるといえます。

社会人経験がある上に、スキルアップ、語学習得などいくつもの能力を持ち合わせた人材です。しかし、転職活動をなさるうちに気付くことがあります。

それは、こうしたスキルアップ留学も「ブランク」として捉える企業があるということです。一方で、個人が挑戦し、新しいスキルを身に着ける人を高く評価する企業も多くあり、「業種」「業界」によってその評価判断は分かれるところでしょう。

スキルアップ+リフレッシュ型

上述したスキルアップ留学をなさられた方の転職と通じる点ですが、リフレッシュをすることで、新しい知識、経験、人脈などをつくる方もいます。

ご自身の経験と今後をどのように結びつけるのか、また正しい職種、業界選びなども大切なポイントとなります。

わたし自身の話ですが、海外で仕事をし、転職をした経験した際、採用側がファーストコンタクトとなる履歴書の文字情報はある程度インパクトがあるようです。「目を引く」アイキャッチにはなったということです。

とはいえ、「最後は人柄」という言葉もあり、こうした観点からも海外の就職事情とは同じといえない日本人独自の、また採用側の都合があると感じました。またこうした企業との出会いをつくるには、経験と実績のある転職アドバイザー、カウンセラーの方に相談、登録もおススメです。自身のセールスポイントをいち早く理解し、かつ企業の求めるカラーを熟知している彼ら、彼女らは、こうしたマッチングポイントを円滑にしてくれます。

まとめ

社会人の留学といってもそのスタイルは様々です。

こちらでご紹介した例はキャリアや、スキルアップなど、社会経験を得たからこそ、自分の弱みをバネにし、弱点、またはさらなる飛躍を目指した留学であることは間違いありません。いずれのスタイルであれ、会社を退職し留学する方も、また会社に籍を残し留学する方も、その準備と覚悟を十分なさられているはずです。留学された方の多くが、ご自身の内面の変化を語ることが多いのは、こうしたご自分の内面と向き合い、挑戦したからこそ得られたものがあるからに違いありません。

「成功する留学」とは何でしょうか。

就職、キャリアアップはもちろんですが、結果、留学を決断し、行動に移し、自らの体験を体系立って語れるようになっていたら、それは「成功」といえるのかもしれません。

そうした方には必ず、ご自分の望むキャリア、人脈が広がっているからです。

限りある人生、一歩踏み出すことで世界の広がりを感じるならば、一度トライしてみるのはどうでしょうか。

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